私のライフワーク
私は、千代の富士生誕の町、福島町(北海道)で生まれ、現在、渡島医師会に属している。会員数は 120~130人前後で、渡島医師会では役員を長く勤めている。平成25年に会長に就任した時から、胃がん対策事業①②③を始めることができている。
① 「中学生のピロリ菌検診」
2014年から渡島管内1市9町のすべての中学校において、春の学校健診の機会をいただき、尿検査を実施することに成功し、現在でも継続されている。
② 「胃がんリスク層別化検診(ABC検診)」
ピロリ菌感染と胃粘膜萎縮の程度を組み合わせてA~Dの4群に分類してから胃カメラ健診をおこなうことで、胃がん発見の頻度が高率になるので、2012年から福島町で実施している。
同時に、ピロリ菌感染者を除菌している。昨年までに町内住民の半数以上の層別化が終わっている。下図は、12年間のABC検診での胃がん発見率で、ピロリ菌感染のあるB・C・D・E(除菌後)群からだけ胃がん(早期がん84.3%)が発見されている。
③ 「がん教育出前講座」
2017年から小学校と中学校で行っている。 初年度こそ、教え方に苦労したが、子ども達の反応をみていると徐々に話すこと・教えることに興味と喜びを覚えてきている。
下図は、小学校での授業風景。生活習慣の大切さの再確認と班ごとに授業の感想や家族へのメッセージを話し合っているところ。
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